自販機がくれる暖かさってなんでしょう? じっと自販機を見つめていてそんなことを考えてみました。
私の学校の購買近くにある自販機で、缶コーヒー「BOSS」を購入してそれを飲みながら考える。口の中に広がるのは角砂糖6個分の棟分と、もうぬるくなりそうな温かさ。
多分、こんなありがたさをこの自販機はここを行く学生にふるまってきたのだろう、とそんなことを思ってみる。
たとえヒーターが温めたスチール缶にも、温もりに近いものを感じるのはそんなことを常日頃私が考えているせいなのかもね。
随分と昔のようで、実は数か月前の我が校の文化祭。
一般公開はまだだというのに、そこで始まった演奏は体育館に居る全生徒を震え上がらせた。心の底から湧きあがる鼓動をエスコートして、激しいステップを繰り出すビート。
それについて行こうとする動脈のせいで暴れる血流が、体の中で湧き上がる。
体育館のステージには兵士が居た。
エレキギターという名前のマシンガンを持った、最強のヒーローがそこに居た。
彼が放つ銃声は、電子を混ぜた響きになり、俺たちの心をなぎ倒していく。彼の雄たけびはさわやかなヴォーカルになって、鼓膜をつれさっていく。
響け。
俺の体を媒体にして、突きぬけていけ。空気の振動よ。
今も思い出せば熱くなる文化祭の軽音部ライブ。まだ機材の調整がヘタクソで、ヴォーカルの声なんて正直小さかった。けど、俺の心をゆすったあの夢追う歌詞は今でも生きている。
いつだったか話したメタルギアとの出会いもそうだけど、こういう出会いは突然やってくる。
まるでステルス爆撃機のように突然、俺の心に爪痕を残して去っていく。その爪痕は消えずに、また新しい空爆を望む。また刺激に飢えるのだ。
感動とは繰り返し。
人間の欲望は何も睡眠欲や、物欲だけじゃない。空腹を感じるのは腹だけじゃないってこと。
長々と話をしてみました(笑)
自分の心が上塗りされるような衝撃ってありますよね。今までになかったものに、ただ驚愕した瞬間。
まあ、私はありとあらゆるメディアからそれを常日頃受けています。最近は小説の「池袋ウエストゲートパーク」でしょうか。
そんな出会いが何を生むのか。
それは新しい欲望、新しい飢え。さらなる高みを目指そうとする欲望です。
現に私がモノを書くようになったのも、影響された作品が多いからなんですけど(笑)
こんな文化祭のヒーローは、私のクラスメイトでした。同じ歳で、あそこまでできる人物を目の前に、最近は私も夢にかけ出せずにはいられません。
そういう新たな衝動に駆りたてるのって素晴らしい作品が持つ、これまた素晴らしい力だとは思いませんか?
ヒデラジを聞いていると、メタルギアをプレイしてゲームクリエイター志望になったという投稿者を2、3回聴いたことがある。
やはりそれほど影響力が強い作品だというのは納得できますが、改めて考えると本当にリアルであの濃厚なストーリーが本当にあそこまで人を動かすことができるのでしょうか。
人の夢を捻じ曲げ、ゲームクリエイターという選択肢を選ばせる魔力のような力。
まさか小島監督がゲームソフトに、暗示コードを組み込んでいるというのを除いて、人を動かす力って何なのでしょうか?
それはぶっちゃけて言えば感動なんじゃないかなーと私は思います。
文化祭のヒーローにも、メタルギアにも共通して言えること。
人の心を揺さぶるのは、感動しか無いな。ということ。
リアルだとか濃厚なストーリーだとかによって形成されるモノが生み出す感動です。
圧倒的な「違い」を見せられて、今までの自分の狭さに絶望したときに生まれる感動、それが人を動かす力なんではないかと思います。
自分自身も文章を書くという意味では、どちらかというとクリエイターに傾いた夢を持っています。
まだ駆け出しですけど、とりあえず見られる側になってみたい。
いつか私も本が出せるようになればと、蒼天の下を滑走する午後にて。
by [
MGL STAFF:Baby_Fox]
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そう・・・小島監督がゲーム界の神なのだ!!